木村 圭さん
Kei Kimura
会社役員
若い人たちにたくさん挑戦してみてほしい! DJとしても活動している取締役部長
PROFILE
1981年宮古市生まれ。宮古北高校卒業後、宮古短期大学部経営情報学科に入学。卒業後、宮古調剤薬局に入社。2003年に同社を退社し、2004年に共和水産株式会社に入社。2011年に取締役に就任。代表取締役の「イカ王子」こと鈴木良太さんの相棒として日々活躍。宮古あばれ太鼓会長。2002年から趣味であるDJを開始。毎月第2金曜日、Bar&Cafe BABEL「BABEL NIGHT」でDJとして活動中。
岩手で一番の水産加工会社を目指して
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仕事の内容、1日のルーティーンを教えてください。
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共和水産株式会社で取締役部長をしています。毎日6時に起床。そこから会社のパートさんの送迎をし、8時15分から仕事を始めます。仕事は、経理や品質管理。共和水産はHACCPを導入しているので、アメリカに商品を輸出することもしています。
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仕事のやりがいは何ですか。
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この仕事は対面での仕事。ですからお客さんに「おいしい」と言ってもらえることがうれしいです。いろんな意見をいただき、改良しながら商品を作っています。やっぱり、お客さんがおいしいって思うものでないと売れないですからね。共和水産はわりと自由な会社だと思います。60歳や70歳の社長さんだったらやらせてくれないようなことを、やらせてもらえます。何かに挑戦することが多い会社ですね。食品加工会社で肝試しとか。品質管理をしている側からしたらありえないと思いますけど。共和水産やイカ王子のPRをするためにやっています。
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代表の「イカ王子」と二人三脚で仕事をされていますが、大変だったことありますか?
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性格が違うところでしょうかね。自分は考えてから物事の結論を出す方ですが、イカ王子は常に何かに挑戦して、その結果を見て考える方。でも、どっちの存在も会社には必要だと思います。イベントとか全部が成功するわけではないけど、バランスは取れていると思います。
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今後の展望や夢を教えてください。
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「岩手で一番の水産加工会社といえば共和水産」と言われるようになりたいです。市外にも、普通に商品が陳列されているような状態を目指していきたいです。海外で宮古・三陸の水産物を食べられるようにすることも夢ですね。
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趣味や余暇の過ごし方について教えてください。
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まずは、宮古あばれ太鼓の活動ですね。イベントがあれば参加させてもらいます。そしてDJもやっていますよ。おもに、県内で活動しています。
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なぜDJをやろうと思ったのですか?
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もともとスケボーが好きで、DJに興味があり、短大に通っていた21歳くらいの頃に始めました。何をするにも始めた動機はモテたかったからです。
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実際にモテましたか?
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モテないです(笑)。若いころはDJをしていればモテると思っていましたが、DJをしているからってモテるわけではなかったです。やっぱり人間性ですよね。
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DJの魅力とは?
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自分は音楽が好きで、それで共感してくれる人、踊る人、聴き入ってくれる人たちを見るとうれしくなります。マニアックなところもありますが、今のDJの世界は自由になってきているんですよね。J-popが混ざっていたりして、いい時代だと思います。
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DJの大変なところ何ですか?
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好きで始めましたが、集客が少ないとできないので苦労しました。宮古は田舎だから、何かをするときに環境的に難しかったり、作り上げなきゃいけないことが多かったりします。でも、チャレンジ精神があればできますよ。
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DJがご自身の性格に合う部分はありますか?
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聴きに来てくれたお客さんが、どういうものを好むかを考えて音楽をかけます。自分は人に合わせるタイプですので、調和を取れるようにするところが合っていると思います。
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DJを宮古でする良さは何でしょうか?
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「イベントに行くから、おしゃれをしていこう」とか、お客さんにとっても良いことだと思います。ファッションが好きな人が、そういうふうに思って、服を新調して来てくれたりすると嬉しいですね。
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DJを今後どんな風にしていきたいですか?
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宮古でDJをやりたい人がいたら、一緒にやりたいです。イベントをしたりして、若い子たちにイベントに来てほしいです。現在のクラブは夜だけではなく、昼にイベントをやっているところも多いので、興味があるなら足を運んでみてほしいです。
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宮古での暮らしの満足ポイント・不満ポイントを教えてください。
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満足ポイントは、宮古の魚が本当においしいところです。地元にいると気づかないですけど、都会の人たちが、「本当においしい」って言ってくれるので嬉しいですね。それがこれからもPRしていくことだなって思います。不満ポイントは、車がないと用足ができないことです。お店がないことも。若い人の遊ぶところ、就きたい職が少ないところもですね。
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木村 圭さんにとって、ふるさととは?
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震災の時に、自分のふるさとがめちゃくちゃになって、自分が宮古の力になれることがないかなと考えるようになりました。今は共和水産で働いていますので、地元のお客さんのために商品を出し、食を通してみんなの笑顔が見たいです。
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木村 圭さんの希望は?
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仕事の方は、岩手で一番の水産会社になりたい。DJは、男女問わず、若い人たちが増えていってほしいです。あばれ太鼓も若い人に入ってほしいですし、市外のいろんなイベントにも出たいですね。
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Uターンを考えているひとたちにメッセージを。
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宮古に何もないと思っているのなら、自分で見つけるべきだと思います。若い人たちはいろんな発想力を持っているから、いろんなことをやってほしいと思います。若い人たちが何かをやろうとするその時に、自分たちが協力すべきですね。
2022年9月取材