髙橋 美香子さん
Mikako Takahashi
会社員
独学で料理を学んでお料理教室を作り、趣味を楽しむ事務職員
PROFILE
1974年生まれ。宮古市出身。宮古商業高校卒業後、専門学校に進学。95年、実家の鉄工場に入社。2004年に結婚。2016年、自宅でシフォンケーキ教室を開始。現在は薬膳料理教室なども開催している。3姉妹の母。
趣味の時間を楽しみ
暮らしを満喫
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仕事内容や1日のルーティンについて教えてください。
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実家の鉄工所で事務の仕事をしています。朝は6時に起きて、7時30分に子どもと一緒に家を出て、仕事に行きます。17時には家に帰って、21時頃まで家事をします。それからゆっくりして23時には寝ます。
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どんなときに仕事のやりがいを感じますか。
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ものを製作していて、完成していくのを見ているときですかね。以前に、市内の橋の製作に関わっていましたが、でき上がっていく過程を見ていましたから、完成したときには嬉しかったです。
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仕事で大変だったことはありますか。
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実家の鉄工所で仕事をしているので、若い時には、家族と意見がぶつかることがよくありました。
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なぜ実家の仕事をしようと思ったのですか。
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専門学校に通っていた時に母が他界したので、仕事を引き継ごうと思い、入社しました。
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今後の夢について教えてください。
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元気で長く続けられたらいいですかね。
病気もなく体の健康に気を付けていきたいです。
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では、仕事以外の時間にしていることについて教えてください。
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月2回、自宅でお料理教室をしています。はじめはシフォンケーキを教えていたのですが、今は簡単に作れる料理や薬膳料理を教えています。
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お料理教室をはじめたきっかけを教えてください。
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料理が好きなので、自分でできることだったからですね。最初、シフォンケーキはそんなに好きではなかったんですよ。でも、友だちが作ってくれたシフォンケーキがとてもおいしくて「私も作ってみたい」と思って始めました。独学で学び、今までに1,000台以上焼きました。
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すごいですね!お料理教室のどのようなところが魅力で楽しいと感じますか。
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料理を教えると、教室に来てくれる方々が喜んでくれるところです。
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どんなところが大変だと感じますか。
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味付けが家庭によって違うと思うので、考えるのが大変ですね。小麦や乳製品などのアレルギーを持っている人もいるので、それらを使用しないメニューなどを考えたりして、気を付けるようにしています。
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お料理教室を宮古でする利点はありますか。
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今は遠くに行かなくてもいろんなことを勉強できて、宮古でもできますよね。実際、わたしが薬膳料理を習っている先生は、県外の方です。オンラインで学んでいるんですよ。食材もいろいろ集まってきていますし、手に入りやすくなりましたよね。宮古にもともとある、食材もいっぱいおいしいものがありますしね。
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宮古での暮らしの満足ポイント・不満ポイントを教えてください。
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道路ができて、遠い場所に行きやすくなりました。雪も少なくて、気候もいいので満足しています。若い時には都会にものがいっぱいあっていいなと思ったり、東京ディズニーランドに行ってみたいと思ったりしましたが、今は不満なところはないです。
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髙橋さんにとって、ふるさととは?
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あたりまえにある場所ですかね。ずっと宮古に住んでいるので、変わらずにあって好きな場所です。
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髙橋さんの希望は?
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宮古のことを知らないだけで、良いところがたくさんあると思うので、みんなに知ってもらって、遊びに来てもらえるまちになってほしいです。
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Uターンを考えているひとたちにメッセージを。
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今はどこでも学べるし、仕事は都会よりも少ないですが、どこに住んでも良さを見つけられると思います。若い子たちには、都会に行っても戻ってきてほしいな、と思っています。
2022年9月取材