盛岩 幸恵さん
Yukie Moriiwa
会社経営
やるかやらないかの二択。やりたいことをやってアートで宮古を変えていく
PROFILE
1986年生まれ。岩手県宮古市高浜出身。宮古商業高校情報科を卒業後、株式会社虎屋に入社。2010年に帰郷・結婚・出産をする。2011年にごはん処大戸屋 宮古店でパート勤務。2012年にふたば商事で副業。2014年にArt’Eriy’sを起業しアート全般の仕事を始める。
好きなことを仕事につなげ宮古をにぎやかに
-
仕事の内容や毎日のルーティンを教えてください。
-
妹が描いている絵の販売を行ったり、デザインの仕事をしたりしています。ほかにも手ぬぐいやキーホルダーなども作っています。同じルーティンの日はないですね。毎日違うことをやっています。先週は秋祭りの準備でほとんど家にいなかったですね。
-
仕事のやりがいを感じるのはどんな時ですか。
-
やはり商品が売れた時ですね。私も嬉しいし、お土産屋さんも嬉しいので。
-
印象に残っていることはありますか。
-
台風が来た時、浄土ヶ浜に置いてあった、だるまのカレンダーを見たお客さんから「台風が来て不安だったけど、このカレンダーを見て励まされた」と言われたことが嬉しかったです。
-
大変だったことはありますか。
-
お客さんに求められていたものと、作ったものが違っていて、何回もやり直しになると大変ですね。
-
今後の展望や夢を教えてください。
-
新しいイベントを起こすのが楽しいので、どんどんイベントを作っていきたいですし、秋祭りで太鼓と太鼓の間に入れる山車を出したいです。
-
では、趣味や余暇の過ごし方を教えてください。
-
寝ていたり本を読んだり。本は絵本やマンガも読みます。趣味はアワビの殻を割ってアクセサリーを作っています。すごく疲れている時に限って、細かい作業がしたくなりますね。
-
アワビで作るアクセサリーはどんなところが魅力ですか。
-
既製品との違いを作りたいので完璧過ぎないところです。自分が楽しくて、「こういうものを作りたい」と思うものを作っているので。
-
ご自身の性格や性質に合う部分はありますか。
-
女の子っぽいねと言われたことがあまりなかったので、アクセサリーを作っている時だけは自分が女の子だなって思えます。
-
今後、どんなふうにしていきたいですか。
-
お土産品になればいいなぁという感覚ですね。
-
もし、丸一日自由に過ごせるという「理想の休日」があったらどう過ごしますか。
-
旅に出たいですね。コロナで去年は行けなかったので、遠くに行ってお土産コーナーを見たり、行った土地でイベントを開催したいです。
-
宮古での暮らしの満足ポイント・不満ポイントを教えてください。
-
満足ポイントは、まず、秋祭りが楽し過ぎることですね。あとは、春夏秋冬で、いろんなことができるところ。旬のものを収穫して料理をするのも楽しいですし。よもぎが大好きなので、よもぎの白玉などを作ったりしています。ほかにも梅やシソを使って料理しますね。
不満はたくさんあるけど、全部仕事になると思うし、解消できると思っています。ネガティブな気持ちも仕事になるんじゃないかなと。
-
盛岩さんにとって、ふるさととは?
-
アサリがとても美味しいところです。東京にいた時におじいちゃんがアサリを送ってくれて、それを食べて美味しすぎて泣きました。宮古に帰りたいと思ったきっかけでもありましたね。宮古産のアサリがもっとできればいいなと思っています。
-
盛岩さんの希望は?
-
なってほしいというよりは「自分で変えていく」と思っています。やるかやらないかの二択で、やればいいと思っています。自分が行動するだけで、雰囲気が変わったりするので。
-
Uターンを考えているひとたちにメッセージを。
-
疲れた時はおすすめの場所です。私の場合、都会の人は歩くスピードが速かったり、人が多かったりで大変だったので、宮古に帰ってきた時、楽に感じましたね。宮古はのんびり過ごせるので良いです。家族と一緒にいたい人にもおすすめですよ。
2022年9月取材