畠山善徳さん

畠山 善徳さん

Yoshinori Hatakeyama

市役所職員

秋田犬、チワワ、猫、メダカ、レオパ…動物愛にまみれた優しき宮古市職員

PROFILE

1976年生まれ。宮古市田老出身。宮古北高等学校卒業後、盛岡の専門学校に1年間通い96年卒業。同年に地元の田老町役場に就職。2005年市町村合併で宮古市職員となる。父母、妻、長女、秋田犬3匹、チワワ1匹、ねこ2匹、メダカ、レオパとともに暮らす。

飼うならば、世話できる数、責任もって

お仕事の内容、一日のルーティンを教えてください。

広報みやこの発行とSNSで宮古市ホームページ、Facebook、Twitter、Instagram、LINEの管理をしています。広報は月2回。スケジュール確認、それに沿って業務をこなす一日ですね。

お仕事をする中で何かやりがいは感じていますか?

広報は市民の皆さんの目に届くもの、何を伝えるかを意識して編集し、それが工法として形に残ります。モチベーションを保つのは大変ですが、形を残せる仕事ってそうそう無いと思うので、その辺を意識してやりがいにしています。これは係員にも話しています。

印象に残っていることはありますか?

取材で関わった・お世話になった人と再会したときは、皆さん気さくにお話をしてくれます。広報係は、仕事を通じてまちや人を覚える機会が多くて、良い仕事ですね。街の隅々まで見ることができますから。

大変だったことはありますか?

仕事は一人では行えませんので、人間関係は大変であり、一番大切だと思います。自分の考えに固執せず、たくさんの意見を参考に、柔軟に対応することが重要だと思います。

今後の夢はありますか?

宮古で何ができるか考えたいですね。今の公務員としてできることと、私生活でも熱中できるものを考えることでしょうか。46歳にもなると、この先何ができるかって限られてきますからね。

仕事以外の時間、何をしていますか?

犬の散歩や世話、あとは釣りをしています。次男が部活で野球をしていた時は送迎だったり、試合の応援にも行っていましたので、休日の時間があまり取れなかったのですが、次男も大学生になり、今では自由な時間を使える休日がけっこう増えましたね。

秋田犬の会で活動されていると聞きました。どのような活動をされていますか?

秋田犬保存会というもので、岩手県の副支部長をやらせてもらっています。犬には秋田犬に限らず望ましい形・好ましい品格があって、それを後世につなげていこうという会です。

その会を始めたきっかけはありますか?

動物が好きであるということもあり、たまたまネットを見ていたら、岩手県でも好ましい犬を審査する展覧会が開催されていることを知り、それを見に行ったことがきっかけです。

展覧会のことを詳しく聞かせてください。

岩手県は小さい展覧会ですが、秋田県大館市で5月の連休に開催する本部展覧会は、大きいイベントです。全国の支部から、良い成績をとった犬が170頭~200頭近く集まって審査をします。しかし、コロナ禍で県外に行くことができなくなり、ここ2~3年は活動できていないというのが現状です。早くコロナが落ち着いて、お世話になった人たちとまた交流したいと思っています。

秋田犬の活動の魅力を教えてください。

やっていて一番よかったことは、多くの人と知り合うことができたことですね。やりたいと思ったら行動するタイプなので、それによって、犬を飼っているたくさんの人と知り合うことができました。勇気があるかないかは別として、行動に移すことは、失敗しても成功してもいいことじゃないかなと思います。

犬を飼う中で大変なことはありますか?

どんなに雨が降っても雪が降っても毎日散歩しないといけないところです。なので、家族にも支えてもらっていますよ。

その趣味は今後どんなふうにしていきたいですか?

生涯かけてやりたいです。自分でブリーダーの資格を取得して、自分の家から生まれた犬を展覧会に出したいです。そのためにしっかり維持管理し、繁殖は責任をもてる数で世話をしたいと思います。

宮古での暮らしの満足ポイント・不満ポイントを教えてください

きれいな景色があることや、ほかの場所に比べて、何かを始めるチャンスが多いところが満足ポイントです。仕事をする立場で考えたときに付け入る隙がほかよりあると思います。遊ぶところが少ない・事業所が少ないところは不満ポイントですが、反面、チャンスでもあります。

畠山さんにとって、ふるさととは?

自分を成長させる場所ですね。ここがないと生活できなかったし、いろいろなことを経験することもできました。一回市外に出ましたが、やっぱり生まれ育ったたところがいいなと思います。あとは、たくさん挑戦できる場所でもあります。

畠山さんの希望は?

若い人がチャンスをものにして、宮古を盛り上げてほしいです。願わくは、自分でもチャンスをものにして、宮古で生きていきたいと思っています。

最後にUターンを考えているひとたちにメッセージをお願いします。

外での経験を宮古に取り入れて、活性化させることができたら宮古もさらに盛り上がると思います。違う視点を持って、宮古でひと暴れして盛り上げてください!

2022年9月取材

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