
渡邉 晴香さん
Haruka Watanabe
医療事務
「1分でもよさこいの練習をしたい」青森出身の流星海メンバー
PROFILE
1991年青森県青森市生まれ。2010年青森県立青森南高校を卒業し、青森公立大学入学。在学時によさこいソーランと出会う。2014年より青森県内のエステティック店、携帯電話販売会社、生命保険会社に勤務。2020年、夫の転職に伴い宮古に移住。2021年、よさこいソーランチーム「神風 宮古流星海」に入会。2025年より市内病院にて医療事務として勤務。夫と息子の三人暮らし。
祭りのシーズンはよさこいのために生きている
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まず、お仕事の内容や生活スタイルを教えてください。
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市内の病院で医療事務をしています。内容は、患者さんの受付、カルテを出すなど診察の準備、お薬をまとめて出す、診察後のお会計などですね。平日は仕事中心の生活ですが、よさこいの練習が週3回ありますから、仕事をして家事をして体を動かして、という生活スタイルです。
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お仕事をしていて大変なことはありますか?
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忙しいと患者さんのご要望になかなか応えられないことがあるので、そこが大変だと思います。 まだ転職して2ヶ月くらいなので、まだ半人前の半人前という感じなんですよ。自分の勉強不足を痛感することは多いですが、先輩や患者さんたちにも助けてもらいながらなんとかやっています。

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今のお仕事を始めたばかりとのことですが、嬉しかったことはありますか?
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勤めたばかりで私自身もまだ慣れてないところが多いですが、 患者さんからの要望を聴き、先生や看護師さんにつなげて、最後安心した表情で帰っていかれると、嬉しいですね。
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今後の仕事の展望はありますか?
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勤務時間外も本を読んだりして、医療事務に必要な知識を勉強していますが、まずは早く仕事を覚えることですね。そして、同僚の方からも「あなたが入ってくれて良かった」と言ってもらえるようになりたいです。
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では、余暇の過ごし方についてお伺いします。先ほどお話に出てきた、よさこいとはどういうものなでしょうか?
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正式には、「よさこいソーラン」というものです。元となるよさこいは高知で生まれて、そこに札幌のソーラン節が掛け合わさったものです。昔、金八先生というドラマの中で、生徒さんがよさこいソーランを踊って有名になったんですよ。
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なぜよさこいを始めようと思ったのですか?
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青森で有名なチームが踊っているのを見たときに「なんてかっこいいんだ!」と感激したのがきっかけです。大学に入ったら、よさこいサークルがあったので、もうこれはやるしかないと。そこで活動していたのですが、卒業後はなかなか時間が取れずに、しばらく離れていたんですよ。そして宮古に移住してきたんですが、ある日、夫が流星海の代表の名刺をいただいてきたんです。それを見てすぐに連絡しました。「見学に行きたいです!入りたいです!」って。ずっとやりたかったので、神様が「今だ」と言っているんだ、と感じました。

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素晴らしい行動力ですね。どんなところがよさこいの魅力ですか?
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私は子どもの頃から体を動かしたり、音楽に合わせて踊ったりすることが好きだったし、みんなで何かをやるということが好きなタイプでして。やっていて楽しいです。あと、よさこいは大きな旗を振るんですけど、私はマイクを持ってあおりを入れるパフォーマンスをすることがあるんですよ。それで観客が盛り上がって手拍子をくれたり、歓声が上がったりすると「よっしゃ!」と嬉しくなります。一昨年の秋祭りでは、大雨の中での演舞だったんですが、終わった後に、知らない女性が「あなたのファンになったよ」って言ってくれたんです。次の年も「晴香ちゃん待ってたよ!頑張って!」って声をかけてくださって。それがとても嬉しかったですね。

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あの大旗は盛り上がりますもんね。やっていて大変なことはありますか?
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けっこうハードなので、体力的にしんどいときはあります。自主練習や、体力づくりをしなきゃいけないですね。あとは、 よさこいをする人がどんどん少なくなってきているので、いろんな方に興味を持っていただいて、一緒に踊る人が増えたらいいなと思っています。
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ご自身の性格と合う部分はどんなところですか?
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ヒップホップのようなダンスは、見るのは好きですが、自分が踊るとなるとそこまでイケイケになれなくて。よさこいは和風で、舞踊を取り入れている部分もあるので、私には合っていたのかなと思います。とはいえ、踊っているときには人格が変わっているかもしれません。フェイスペイントをして強いメイクもしていますし、お客様と目線を合わせて離さないぞっていう表情をすることもありますし。流星海は、宮古の海をテーマにしているんですけど、わたしも「昔から海の女です」って気持ちで踊っています。青森の山側の生まれなんですけどね。

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青森ご出身の渡邉さんの感じる宮古市の満足ポイントは何ですか?
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みんなが言うと思いますけど、まず食べ物が美味しいことです。サーモンの刺身を食べながらお酒を飲むっていうのにハマっています。あとは、宮古橋やうみどり公園のあたりを車で走っていると、なんかゆったりした時間が流れているなって案じます。商業施設が少ないって不便もありますけどね。
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渡邉さんにとって、ふるさととは?
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自分が子どもに戻れる場所ですね。私、普段は青森の言葉が出ないようにしていて。それを気兼ねなく出せるのは、ふるさとかなとは思いますね。
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あなたにとって希望とはなんですか?
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やっぱり子どもですかね。 何にも染まってなくて、すごい素直。 何でも吸収するって、すごいと思います。いい意味で、何も見ずにまっすぐ走ってくれるので、そういうところはずっと持ち続けてほしいなと思います。

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Iターン希望者に向けてひとことお願いします。
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私も、希望して移住してきたと言うより、いろんな事情があって宮古に来たわけですけど、来てみたらほんと、住めば都なんですよね。チャレンジをしやすい町でもあると思います。宮古の人たちって、ツンデレな部分があるので、最初は構えちゃうかもしれないんですけど、慣れてきたら、かわいいとこあるじゃんって思えるはず(笑)小さい町なので、すぐに自分を覚えてもらえますし、知り合いがすぐに増えるのは安心かなと思います。最初は、自分からつながりにいくというか、自分から動くことが必要でしたが、それも楽しく感じました。
2026年1月取材


